Society of Jesus
Japan Province
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上智大学はイエズス会が設立した4年制大学です。
イエズス会員の教員も多く、若者への宣教と司牧の重要な場と言えます。
若者による「小さな小教区」
「上智大学カトリック学生の会」(以下、「カト学」と略記)メンバーは全員で40人ほど。「カト学」の活動内容は、年中行事として復活祭とクリスマスの典礼、「ソフィア祭のバザー」、「ザビエル・ウィーク」、「黙想会」、「春の合宿」、「夏の合宿」などを実施し、毎月の誕生日会や毎週水曜日と金曜日の学内のミサの企画も行っています。「カト学」が50周年には、120名ほどの先輩たちを招いてミサと記念レセプションを祝いました。
彼らの活動は、教会活動とよく似ています。
「カト学」は、若者による小さな小教区のようです。
若者と共に歩む
現代の日本に、このように熱く、純粋な信仰を生きるグループがあるということは、わたしたちにとって、何より大きな喜びです。イエズス会員は、指導司祭として彼らと親しく関わり、共に歩みます。
若者たちの深い望みに積極的に応える
現代の若者たちは深い意味で生きる意味を求めています。彼らは現代社会が抱えている不安と孤独の中で、how to live を各自問うているのです。それはお金や社会的な成功が与えることができない、もっと精神的な次元のものです。
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国際的な感覚を養うチャンスを与える
たとえば、韓国教会の青年たちとの交流会を行ったり、カンボジア・キャンプ、ワールド・ユース・デイなどに参加することは、若者に新たな出会いと友情を与えます。
文化や言語の違いを超えるつながりの感覚を養い、信仰の普遍性を理解する素晴らしいチャンスです。
2. ミサを通して神の恵みに触れる工夫をする
ミサは信仰体験の源泉です。
しかし、若者たちがミサを通して、本当に神の恵みに触れられるためには、若者のコードにあう典礼を工夫する必要があります。
その中でも特に「音楽」と「説教」は、若者の信仰理解に深い影響を与えます。
3. 違いを超えて共同体を造る
実は、「カト学」のメンバーの半数以上は洗礼を受けていません。
ですが、彼らは深くキリストを理解し、その信仰を生きています。
「カト学」は、洗礼を受けていない若者や外国から来た若者と一緒に、違いを超えて、キリストを中心とする信仰共同体の模範になるかもしれません。
相違を超えて、人類が神の恵みにひとしく与る。
「カト学」は、そのキリスト教の真実を自ら体現している共同体なのです。
この輪が聖霊の恵みに息吹かれ、ありとあらゆる相違を乗り越え、ますますキリストのからだになっていくことを願っています。
(く ちょんも 上智大学神学部神学科勤務)
カトリック学生の会のメンバーとともに